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カマキリさん!げんきでね~!

 カマキリが生まれて数日。本で調べてアブラムシを食べることはわかりましたが、園庭中を探してもなかなかみつからず…。どんぐりの木の葉っぱの裏にアブラムシではないけれど、小さな虫がついていたのであげてみることにしました。すると、小さなカマで捕まえて食べてくれたのでした。こどもたちも、「食べてくれたね!」と喜んでいました。

 それから数日、毎日、どんぐりの木の葉っぱについている虫をあげてはいましたが、共食いが始まりました。「しかたのないことだけど、かわいそうだね。ケースの中にもたくさんいすぎるのかなぁ…。どんぐりの木の葉っぱの虫もそんなにたくさんいないし、どうしよう?」と話すと、しばらく考えたこどもたち。「お外に少しにがしてあげよう。」と、みんなで園庭に逃がしてあげることにしました。

筆に取ったり優しく手に乗せたりしながら、草のところに逃がしてあげました。

小さいうちは天敵がたくさんいたり、雨やかぜでさえ死んでしまう原因になってしまうことを絵本や図鑑で知り、カマキリが大きくなっていくことの大変さを知ったこどもたち。

「げんきでね!」「秋になったら、結婚して卵うんでね!」

「またきてね!」「かぜにとばされないでね!」「ハチに食べられないでね」

と声をかけていました。

次の日、「カマキリたちどうしてるかなぁ?」とみんなで見に行きました。

すると!なんと2匹発見!「おおきくなってね!」

ケースを2つ用意して、それぞれに10匹ずつ飼育することにしました。こどもたちと共にお世話をしながら、引き続き成長を見守っていきたいと思います。